ジョグジャカルタの下水処理場へ
11月の中旬にジョグジャカルタ唯一の下水処理場へ訪問を行ってきました。
村よりも小さい住宅の区域ではコミュニティー排水処理施設がありますが、下水処理施設としてはジョグジャカルタ特別州のバントゥール県のみです。
この後ろに見える大きいアメンボのような機械は曝気装置で、下水に酸素を供給することで微生物による汚れの分解を促進しています。
9時頃から事務所に伺い、ポンプ室、スクリュー、沈砂池、通性ラグーン、浄化池、汚泥乾燥場、ラボの順に案内していただきました。下水処理場では毎日決まった時間に流入水、流出水と各プロセスで水質分析を行っています。
過去数カ月分のデータを見せていただきましたが、流入下水には汚れのムラがあるものの放流する排水は排出基準であるBOD(水の汚れのパラメーター) 50mg/Lを下回った25mg/L以下までの浄化が行えていました。
この訪問までに下水処理場に関するインドネシア語の訪問レポートを読んだり、アポを取ったりと一ヶ月ほど時間はかかりましたが、知識を詰めていた分たくさんの質問をすることができました。