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〜ジョグジャカルタより〜APEXインターン生のブログ

主にインドネシアにて環境・エネルギーの分野で活動をしている、特定非営利活動法人Asian People's Exchange (APEX)のインターン生としてのブログです。インドネシアで生活していて面白いと思ったこと、当団体の活動やインドネシアの良さを発信していきます。

イスラム教のお祭り 犠牲祭当日

本日はついに犠牲祭当日です。

行事はジョグジャカルタの一番大きな大学で行われるとのことでしたが、実施日が違うらしく、インドネシア人の友達の家の近くのモスクの行事に参加させてもらうことになりました。犠牲祭は4日間にわたり開催されるとのことです。

 

朝9時ごろに友人の案内でモスクに行く

すると既に人が大勢集まっていてモスクの裏の広場では、牛や羊、山羊の屠殺(とさつ)が始まっていました。初めに見たのは牛の屠殺で、正直なところかわいそうに思えました。

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写真:屠殺の前に牛が暴れないように縛り付けられている様子

大人も子どもも食い入るようにその一部始終を見ていました。

 

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写真:少しわかりにくいですがフェンスの外側の濃い赤色の服を着た男性がマイクを持って、屠殺中にお祈りの言葉を捧げています。

 

モスクや犠牲祭を案内してもらう

行事を見ていると近所のおじいさんに日本語で話しかけられ、犠牲祭やおじいさんについての話をしていました。彼は1994年ごろ、ちょうど僕が生まれた頃に日本に10ヵ月間来て、工業高校で日本の技術を学んで帰ったのだそうです。インドネシアに帰った後すぐに阪神淡路大震災が起こりショックを受けたと話していました。

今日はそのおじいさんがモスクを案内してくれ、僕たちにおやつを出してくれたり、ご飯に誘ったりしてくれました。

 

肉を捌いたり、分配をする様子

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この場所では、牛や羊、山羊を捌いて分配をします。屠殺の横では内臓をきれいにして食べれる部分とそうでない部分を分け、後ろでは肉をさばいてご飯の準備をしています。見た目はまさに市場のような感じでした。

 

ご飯に招待していただく

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友人の家で休んでいたところ、先ほどのおじいさんにお昼ご飯に誘っていただきました。写真はちょうど、彼が「おかずはこのお皿、ご飯はここから好き なだけ取っていいよ」と言ってくれている場面です。いきなり外から来た人に対しても色々と優しくしてくれる、彼らの寛容さや優しさに触れることになりま す。

 

牛、羊、山羊はそれぞれ人間何人分の犠牲になるのか?

彼らに聴いたところムスリムの行事である犠牲祭の中では、牛は7人のため、羊とヤギは一人分と考えられています。

これは各動物一人当たりの人間に必要な動物の犠牲の数です。牛は25000円ぐらい、ヤギも羊も20000円ぐらいなので牛を一頭買う方がコストパフォーマンスが良いわけですね。これは単に牛の体が大きいため、羊や山羊のそれだけの分に相当するという意味だと思われます。

もちろん肉は所有者や参加者で分け合うので、羊1頭を一人で食べてしまうというわけではありません。

 

今回の行事では、動物の屠殺から解体、食事まで参加させていただき、改めて動物の命の重さを身近に感じることができました。